ヒートアイランド現象の軽減に貢献!
高層ビルや商業施設といった大きな建物では、環境対策に力を入れているケースも珍しくあません。その1つが壁面緑化です。これは大きな建物の広い壁面を植物で覆うことで、優れた環境効果を生み出す施工技術のこと。コンクリートの壁面を緑化すれば表面温度が下がり、都市部で目立つヒートアイランド現象の軽減につなげることが期待できます。また植物は大気中の二酸化炭素を吸収し、新鮮な酸素を吐き出すため、大気の清浄化にも役立ちます。
建物が経年劣化するのを抑止!
高層ビルや商業施設などで採用されているコンクリート壁は、耐久性に優れることで知られます。とはいえ、長年にわたり風雨にさらされ続ければ、やはり経年劣化の進行は避けられないのが現実。特に紫外線や酸性雨に対しては、必ずしもコンクリートが強いわけではありません。そこで壁面緑化を取り入れることで、紫外線や酸性雨などからコンクリート壁を守り、建物の寿命を延ばすことが期待できます。
建物のイメージアップや集客力にも効果的!
植物には人々の気持ちを和らげたり、落ち着ける効果があることで知られます。大きなオフィスビルやマンションを壁面緑化すれば、普段から建物を利用する人々だけでなく、そこを通り過ぎる不特定多数の人々にも、良い印象を与えることができます。その結果、建物に入る企業のブランドイメージ向上や、マンションの物件価値を高めるなど、様々なメリットにつながります。また商業施設でも壁面緑化を取り入れることで、お客様の滞在時間が長くなり、それが売上に結びつくことも期待できるでしょう。
壁面緑化とは、建物の壁を植物で覆うことです。見た目が自然の豊かさを感じさせるだけでなく、直射日光による照り返しの緩和やヒートアイランド対策など、さまざまな効果があります。